でんさいは手形をより使いやすく便利にした新しい決済方法
決済に手間がかかったり時間がかかったりするのは、事務処理の効率化の妨げ以外の何物でもありませんよね。
できるだけ時間も労力も少なくしたい、そう思うのであれば、ここはひとつ”でんさい”の導入を検討してみませんか?
「でんさい」を使用すると、まず手形のように紙で発行し(振出)、それを取引先に郵送するなどの手間も必要なくなります。
そして郵送も紙での発行も必要ありませんから、郵送費用はもちろん、印紙税もかかりません。
そのかわり全く無料で使える、というものではありませんのでご説明させていただきます。
例えば手形を振り出すのに変わってでんさいで行う手続きには、手数料がかかります。
基本的には相手先がでんさいで利用している決済口座が同じ銀行であれば、432円ほどであることがほとんどです(金融機関により手数料は異なるので確認してください)。
違う銀行を使用している企業の場合には750円ほどになっています。
そして受け取った手形を分割・割引(一部の金額を金融機関に買い取ってもらう、でんさいでいうファクタリングのようなものです)する場合にも同じように手数料はかかります。
また、「でんさい」を実際に決済し現金として受け取るのは自動で支払期日に行われます。
支払う側は決済口座に入金しておくだけ、受け取る側は決済するたびに216円ほどの手数料は必要になりますが、特別当日に手続きをする必要はなく、口座の残高を確認すれば入金が確認できるので便利です。
外貨の取り扱いについてはどうなっているのか
中には海外企業との取引などで、相手先が外貨、という場合もあるでしょう。
でんさいというのは日本の「全国銀行協会」が発足した「でんさいネット」というシステムに加盟している金融機関(銀行・信用金庫・信用組合)のみ利用できるサービスです。
残念ですが、海外の銀行は今はまだ参入できないのが現状ですから、外貨もとい海外企業との取引にはでんさいは利用できる状態にはまだなっていません。