「でんさい」は銀行・信用組合・信用金庫が加盟しています
様々な金融機関が全国銀行協会が100%出資して発足させた「でんさいネット」に加盟し、「でんさい」の取り扱いに乗り出しています。
今ではかなりの数の金融機関が加盟していますから、よっぽどレアなケースでなければいつも取引時に使用されている金融機関を窓口として「でんさい」のご利用を開始することができるのです。
いつもと同じ金融機関であれば、決済資金を準備するにあたってもいちいち振り込みをする必要もありません。
違う銀行であれば振込手数料を支払って振り込みするほか、一度おろして預入をし直す、というかなり面倒なことをしなければならなくなります。
ただし「でんさい」というのは決済についても「口座間送金決済」という方法を採用している関係で、ご自身が窓口としている金融機関と、債権者である取引先の金融機関が異なる場合には、その分余計に費用が掛かることも覚えておくとよいでしょう。
このときどのくらいの手数料の差額が発生するかというと、金融機関にもよりますが、200~300円、もしくは2倍近くの差額が出ると覚えておいていただくとよいでしょう。
もし「でんさい」で取引しているもしくは取引しようとしている取引先が同じ金融機関ではない場合には、手数料が少しでも安いところを探して窓口として利用するということも有効になってくるかもしれません。
北おおさか信用金庫の「でんさい」の手数料はこのようになっています
「北おおさか信用金庫」では「しんきん電子記録債権サービス」ということでインターネットバンキングを利用しています。
北おおさか信用金庫の口座所有者、旧十三信用金庫、旧摂津水都信用金庫と窓口が設けられています。
ここでは発生記録請求を行うのが「債権者」なのか「債務者」なのかで費用も変わります。
北おおさか信用金庫の債務者請求方式での発生記録請求は216円(他行の場合には432円)となっています。債権者請求方式での発生記録請求は108円(他行の場合には216円)となっています。
これはメガバンクを含む銀行系の手数料と比較すると200~300円ほど安い結果になります。
分割譲渡記録請求については216円(他行の場合には432円)となっていますから、これも他と比較するとかなり安くなっているのです。
ただし債権者限定利用ではない場合には月額利用料として1080円がかかりますが、これは信用金庫で「でんさい」を行う場合には通例となっているようです。