でんさいはとにかく使い勝手が良い決済方法です
大企業になると逆にそれほど必要性は感じないかもしれません。
ですが小規模企業、中規模企業、個人事業主など、事業規模がそれほど大きくない場合には支払期日前の売掛金が使えたら・・・と思うことはそれほどレアケースではないのではないでしょうか。
とはいえ、振り込みや手形での決済を行っている場合には、支払期日を待つ、もしくは手形を裏書譲渡する以外の方法ではなんともできない状況です。
そこで”でんさい”を使用するとどうなるか、というと支払期日前にも売掛金を現金化することができるのです。
そのためには「分割」や「割引」という方法に頼ることになります。
ただし分割を行うには、必ず子債権は譲渡する必要があります。そして譲渡する先の企業も”でんさい”を利用していることも必要な条件になります。
「割引」というのは基本的に、債権の一部を利用している金融機関に買い取ってもらうことで現金化する手段になります。
でんさいの分割方法は?
お互いに”でんさい”を利用していれば、”でんさいネット”上でご自身の所有している”でんさい”の一部を譲渡することができます。
これは手形でいうところの”裏書譲渡”に当たるものですが、でんさいの分割ではその手形の全額ではなく一部を譲渡することが可能です。
そして債権者となっている”でんさい”を分割する場合には、ご自身がでんさいを利用する際に使用している金融機関にて「譲渡記録請求」という手続きを行います。
取り立てて面倒な手続きはありませんが、金融機関によっては支払期日からみて銀行営業日6営業日前~3日前には「譲渡記録請求」ができない、ということもあります。
こういった取り決めはでんさいではなく、金融機関によるものですから、ご利用になっている金融機関におけるでんさいの分割の方法などをしっかりと確認しておくとよいでしょう。