ビジネスでの取引は信用が気になりますよね
信用、というものは短期間で得られるものではありませんよね。
特に人と人、人間関係における信用、というものは一人により異なりますが、ある程度の期間を必要として成り立つものではないでしょうか。
簡単に成り立つものではないからこそ、何かあったときにも安心してお付き合いをすることができるのですし、何か困っているときにも手を差し伸べることもできる、そういうものだと思います。
特にビジネスにおける信用、というものは個人の生活におけるそれよりも重要ではないでしょうか。
それこそ多額の現金を左右する取引も行う相手となると、より慎重になってもおかしなことではありません。
むしろ慎重になるべきなのですから、思う存分確認し、相手先にも自分を信用してほしい、そう思うものではないでしょうか。
例えば、今新たな決済の方法として注目されている「でんさい」という決済方法について考えてみましょう。
「でんさい」というのは全国銀行協会が立ち上げた「でんさいネット」というシステムが統括する形で様々な参加金融機関を窓口に、オンラインでいわゆる手形による決済をより便利に、簡単に、確実な形で行えるようにしたものです。
もちろん、ここでは仮に振り出した手形で不渡り(支払い不能)を出してしまった時には、周りにも見える形で「支払不能通知」というものが企業に付加されます。
そうなればほかのビジネスにも影響してしまいますし、それこそ全国的な信用問題にも発展してしまうので、今まで以上に慎重に、確実な売掛金回収を可能にするための措置にもなっているのです。
でんさいの与信はどうやってされているのか
「与信」というのは銀行業務や、クレジットカードの情報などでもよくつかわれる言葉ですよね。
文字のとおり「(利用者に)信用を与える」という目的で行われるものです。
逆に言えば「与信取引ができている」ということは金融機関からの信用も得ている企業であるということになるわけですから、新たな取引先として考えたときにも安心感があります。
「でんさい」は窓口が金融機関になっていますから、当然与信についても考慮されているケースがあります。
信用情報が気になったらまずでんさいに登録している企業であればその点を確認してから、でんさいの振り出しを受けるというのもよいでしょう。